2020/01/29 15:36


マンションや店舗など、様々なところでタイルを見ることができます。

さすがに立ち止まってタイルをじーーーっと見る方はかなり珍しいと思いますが
(タイル関係者の職業病のひとつだと私は思っています。笑)
実は、商品をより魅力的にする魔法の” 粒 ”が使われているかもしれませんよ?!

その魔法を今から、ご紹介していきます。


当店で販売している、『きなり』
これが説明するのにとっても分かりやすいので、これを参考に見ていきましょう。

タイルの中央に走る直線と、品のあるカラーが美しい" 和 "のタイル。








分かりやすく、ズーム。

な、なんだ、表面のツブツブは!!
しかも何色か混じってますね、、、。

触ってみると、ぶつぶつしてる。
光に反射してキラキラしてるし、一体なんだろう。





。。
。。。
。。。。
。。。。。


その正体は、『ギ石(擬石)』です。

こちらがその一部。
色によって、ボトルを分けているので
まだたくさんあるうちの、ほんの一部分でしかないのです。




このボトルがたくさん並ぶ棚は、まさしく実験室みたいな雰囲気。

ギ石の原料はこちら。
◎天然鉱物石を砕いたもの
◎ガラス粉
◎その他

出来上がったギ石に、色素をコーティングして
色付けしてあるものもあります。


ちなみに、『きなり』は、3種類のギ石で作られています。
ギ石が主張しすぎず、製品をより惹きたてるギ石は何色だろう⋯。
そんなことを考えながら、日々調合に取り組んでいるのでしょう。
(化学課の皆さんの努力の賜物です)




他にも、人気の商品だと
『レベリ、コレベリ』も一部の品番に限り、ギ石が使われています。
同じシリーズなのに、色によってギ石を使ったり、使わなかったり。
色合いに合わせて、のっぺりとした印象にならないように、細かいところまでこだわっています。

時に立ち止まって、じっくり眺めることで、新しい発見があるかもしれません。
みなさんもぜひ見つけてみてくださいね:->